ローコストで自宅をリノベーションしてみた

中古マンション取得後にリノベーション工事を実施。ローコストで工事を実施するために読んだ本は10冊以上。見積もり依頼業者は40社以上。リフォーム工事を一番安く実施できる業者の選び方や工事内容を投稿していきます

ローコストリフォーム工事開始から1ヶ月【メリット・デメリットまとめ】

こんばんは。

 

標記のとおりローコストでの全面リフォームの工事が始まってから約1ヶ月が経ちましたので、今回工事を進めていく中でのメリットやデメリットを「良かった点」「悪かった点」としてをまとめていきます。

 

f:id:YakisobapanGO:20190420133215j:plain

リフォームプラン

 

f:id:YakisobapanGO:20190420113735p:plain

和室⇒洋室のリフォーム部分

工事はまだ途中ですが今現在感じていることを書いていきます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では良かったところから詳細を書いていきます。

 

 

 

 

 《良かった点》低コスト

 

安いです。

これは言わずもがなこのブログのタイトルにもなっておりますがローコストで工事を実施しております。

今回の工事は設備もそこそここだわっている全面リフォーム。周囲の知人にも「よくそんなに安くできたね!」と言われました。

 

 

こだわりポイントをひとつ挙げるとすると

対面キッチン

です。

 

 

以前、大手企業に見積もり全面リフォームの依頼を出した時の話です。見積もり金額は600万でした。

 

そして使用する設備は全てが最低ランク。

対面キッチンも例外ではなかったです。

 

提案されたのは設備の原価が安い『造作対面キッチン』でした。これはキッチンを設置する際に壁を造作してそこに取り付けるわけですが、僕からすると本来壁付け用のキッチンを安く対面にするための苦肉の策としか思えませんでした(そんなことがなかったらすみません)

せっかく対面にするなら開放感のある『フラット対面キッチン』と呼ばれるもののほうが良いと感じました。これなら対面から食事を取ることも可能です。

 

 

また、今回のリフォームで設置するキッチンを選んだ時のことです。

ちょうど実家が新築中だったのでそこで設置するキッチンのグレードと見積もりを参考にして大工さんに相談しました。

 

僕「実家の新築でこのグレードのキッチンを定価の半額で工事するんですが同じようにできません?」

 

大工さん「ちょっと確認してみますね」

次の日にはなんと大工さんはショールームに足を運んでおりました!

フットワーク軽すぎです!

 

そして対象のキッチンの物件に合ったサイズを見繕って値引き交渉もしてくれていたんです!

 

 

これには脱帽しました。

これが今の大工さんに工事をお願いすることになった理由のひとつです

 

 

※工事内容やコスト削減方法(相場600万→400万の削減成功事例)については当ブログ記事の『ローコストリフォーム業者の選び方』に記載しております ↓

 

 

 

www.yakisobapan.site

 

 

 

 

 

 

 《良かった点》施工品質が良い

 

すごく丁寧に作ってもらっております!

 

これは当初心配していたことのひとつでした。

 

コストが安い分ちゃんとやってくれるのかな。と工事が始まる前は不安に思っておりましたが、想像以上に工事が丁寧です。ビス1本1本に魂を込めてる感じ。まさに職人技です。

 

 

これは大工さんと休憩時間に話したことなんですが、新築マンションや建売住宅だと工事が雑になる業者があるらしいです。

 

というのも以前の記事で記載しましたが、大手企業の仕組み的に業務を分業化していると職人さんへの配当は限られていきます。そして納期も決まっており、少ない稼働で急ぎの工事を完了するには見えないところで手を抜くそうです。

 

僕の物件も新築時は同じ状態だったらしく、今回の工事で大工さんから教えてもらいました。壁をクロスを剥がして下地だけの状態にして見てみると下地がちゃんと木枠にとめられておらず所々ブカブカしておりました。

 

今回の工事では天井や床、壁の下地においてもひとつひとつ丁寧に作り上げてくれていると素人目に見ても分かるくらいです。

 

f:id:YakisobapanGO:20190420141454j:image

きしむ箇所(気になる箇所)を見つけたらすぐ直していくスタイルです。まさに職人。

 

 

 《良かった点》住みながら実施できた

 

僕が住んでいる状態でリフォームをやってからは大工さんで本当に良かった!

まず自分の物件なの家賃がかかりません。

加えて引っ越し代もかからないわけです。大手業者に見積もり依頼したときは空き家の状態での工事が前提でしたので、ここでもコスト削減ができております。

 

もうひとつのメリットは

 

工事の状態がチェックできる

 

です。

 

 

毎日帰ってくると何かしら部屋の様子に変化があり楽しみです。あと逐一工事箇所のチェックができるのでタイムリーに修正等の指示ができることが挙げられます

 

僕の場合は、ペンキを塗る箇所について最初に塗った色が想像していた色と違ったのですぐに変えてもらうなど対応してもらいました。

 

 

 

 

 

 《良かった点》工事に直接指示が可能

今回はお願いした大工さんひとりが一気通貫で工事を実施していることから僕の声が直で工事に反映されます。つまり大手業者が渋るような工事もある程度融通が利くというわけです。例えば以前の記事で紹介したWiFi箇所の変更については完全に僕のわがままでした。僕自身もDIYなど駆使して配線等手伝いましたが、普通の業者だったら工程に無いことをすぐには縦に首を振らなかったと思います。

 

知り合いの話では

 

「最近工事をしてもらった業者は分業化しており職人さんは上から言われたことしかやらなかった。加えて上との連携ミスもあり一旦工事が終わってから修正を追加料金でやっている」

 

ということがあったと聞きました。

 

工事は始まってみないと分からないところは多々ありますが、業者の連携ミスのリスクを考えると大工さんに直接指示ができる今回のスタイルで良かったと感じております。

 

 

 

 

 《良かった点》大工さんと仲良くなった

今では土日のお昼や休憩時間のおやつを奢ったり奢られたりする仲です。

 

工事の要所要所やDIYの時は常に顔を出す僕ですが、休日も仕事の資料作り等があると自室にこもります。ですがランチやおやつは大工さんに声を掛けて一緒に食べます。そしてこれまでの工事のことや自分たちの身の上話などして過ごしてきました。今思うとこのコミュニケーションがすごく大事だったと思います。

 

ただでさえ丁寧に工事をしてくれていますが、プラスアルファでより良いリフォームにしてくれようとしていると感じます。

 

 

ウォークインクローゼット に関しても大工さんの提案で白に統一して良い仕上がりにすることができました。なかなか大工さんや職人さんでここまで能動的に動いてくれる人はいないです。

関係上は施主と請負人ですが、人同士なので差し入れや頑張ってくれたところは「ありがとう」の言葉な気遣いの気持ちが工事内容にも影響してくるのだと実感しました。

 

f:id:YakisobapanGO:20190420185058j:image

仕上がりの良いウォークインクローゼット

 

 《悪かった点》既存設備に合わせた作りになる

これがローコストリフォームの最大のデメリットだと思います。ローコストリフォームは基本的に既存設備を活かすことでコストを下げております。今回実施しているリフォームでもそれが原因で諦めたのが以下の2点です。

 

・梁

・電気スイッチ・コンセントの位置

 

 

梁に関しては、建物の躯体部分なのでローコストリフォームではどうすることもできません。例えばスケルトンリフォームなどであればうまく梁の部分を避けた設計が可能と思いますが、今回は建物の既存設備を活かしたローコストリフォーム。目をつぶらなくてはいけない箇所もありました。

間取り変更を行う部屋と部屋のつなぎの部分です。

今回のリフォームの場合は「DK部(キッチンと洋室)」「WIC(押入れと納戸)」の2箇所が該当します。

 

梁はその部屋ごとに下地を設置することから段差が生じてしまうんです。

 

今のところWICはクロス工事も綺麗に仕上がって僕的には満足していますが、段差は気になる人には気になる部分だと思います。

 

【WIC天井の段差】

f:id:YakisobapanGO:20190420141514j:image

 

 

 

【キッチン壁の段差】
f:id:YakisobapanGO:20190420141525j:image

 

今後壁の造作やクロスが仕上がってみないと影響が分かりませんがWICを見る限りでは僕的には気にならない程度ならと予想しています。

 

 

 

 

 

次に電気スイッチ・コンセントの位置です。

基本的に新規に壁を造作したりするところ以外は既存の位置での使いまわしとなります。

 

これについては元々の電気のスイッチやコンセントの位置に比例して使い勝手も変わってきます。

また、コンセントの増設を依頼する際にも場所によっては下地を全取替えしないといけない場合(下地と躯体がモルタル等でくっついている)は費用がかかってしまいます。

 

僕の場合もエアコン用にコンセントを増設しましたが上記の理由からエアコン用の壁穴の位置から離れてしまいました。

通常エアコンは室外機用の配管穴とコンセントは近い位置に設置されることが多いですが、今回は建物の構成上離れてしまう結果となってしまいました。

 

 

エアコンのコンセントや配管の延長で対応することになります。これは事前に壁の下地の状態を調べる必要もあったと後悔したポイントです。

 

【和室】

f:id:YakisobapanGO:20190420141647j:image

コンセントと穴の位置

 

 

 

 《悪かった点》良くも悪くも口約束

 

工事の実施項目について食い違いもたまにあります。例えば前述のエアコン用のコンセントの増設についても僕は依頼したつもりでしたが大工さんはエアコンの購入店(電気屋さん)が実施すると思っておりました。最終的に工事をやってもらいましたが内装工事が入る前日に気づいたので危なかったです。こういったお互いの思い込みを予防するためにも工事実施項目は書面で書き出しておけば安心だと思います。

 

 

 

 

 

 

 《まとめ》ローコストリフォームにしてよかった

 

 

ここまでローコストリフォームのメリット・デメリットを見ていただきましたが、

 

今回の話をまとめますと

 

 

ローコストリフォームにしてよかった!

 

 

 

 

工事は始まってみないと分からないところはたくさんありますが、それは大手に頼もうが今回のように大工さんに直接頼もうが変わらないです。

 

 

ローコストリフォームのデメリットに関しても先述の対策を取ることである程度リスクヘッジが可能です。だったらイニシャルコストをかけずに工事を実施するほうが理にかなっている。という結論に達しました。

 

 

また、今回の工事はデメリットを差し引いても余りあるメリットがあると感じております。

  

 

完成が楽しみです!

 

 

 

 

 

今回もここまで読んでいただいきありがとうございました。

 

 

自宅や所有物件を安くリノベーションしたいと考えている方に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

 

ではまた次回お会いしましょう!

【次回】ローコストリフォーム工事風景⑪